空海浪漫(動画セミナー・お時間：1時間半ほど)
- 弘法大師空海について学び考えますと、日本の国の有様（統治の方法）と国民の生き方、考え方、価値観などあらゆる事の原点（基本・基盤）・原流（スタートライン）を創造し、現在までその影響力が受け継がれていると実感します。 ノーベル物理学賞を受賞された京都大学の故 湯川秀樹博士に、空海は人類史上まれにみる能力の持ち主であり、その偉業は世界の誰よりも優れている人物と評されています。
- 空海の偉大さ、すばらしさは日本国の在り方、統治の仕方、また宇宙天文の成り立ち、特性、さらに治山治水のための土木建築技術、病める人々のための医学、薬学の知識と処方、さらには社会を導く人材の教育と育成、そして人として生きるための宗教・芸術にいたるあらゆる分野での指導・実践ｅｔｃ こうしたすばらしい偉業の数々をわずか６０数年の間で成し遂げ、最後は悩み苦しむ衆生に寄り添い（同行二人）末来永劫「弥勒の世」まで祈り続ける姿は、頭（こうべ）を下げても下げきれないほどの思いにかられます。 この弘法大師空海の偉業の道を風景としてとらえ、絵画と俳句、そして文章（コメント）にてタイトル「空海の浪漫」として出版させていただきました。
- また、文章（コメント）ページに空海の説く神仏習合を意味するため、仏像絵と、江戸時代、空海と同じように修験道と仏教修行を極めた円空上人のほほえむ円空仏十二万体の一部代表作を描かせていただきました。 私事にはなりますが、学生時代、司馬遼太郎先生の書き上げられた「空海の風景」に出会い、こんなすばらしい人物が日本にいたのかと大きな感銘を受け、その後、空海研究を４０年以上続けてきました。その途中、真言宗にて得度もさせていただき、僧名勧善の名をいただきました。 また、高野山大学にて非常勤講師として「寺院経営学」について教鞭を取らせていただいております。 最後に、ご縁ある皆様の、弘法大師空海への理解と思いに少しでもお役に立つことを心から願っています。
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